マンションご売却
2026/04/24
築10年のマンションは売り時?売却価格の目安と高く売るための5つのポイント
「築10年のマンション、今売ったらいくらになるんだろう」「まだ住めるけど、住み替えるなら早いほうがいいのかな」――こうした悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、築10年前後のマンションは、現在の市場では購入時より値上がりしているケースが多く、中古マンションの中でも特に売れやすい築年数帯です。市場の上昇による恩恵を受けながら、築浅ならではの好条件で売却できる。それが「築10年」というタイミングです。
以下では、エリア別の売却相場(実データ付き)から、高く売るためのコツ、見落としがちな注意点まで、築10年マンションの売却に必要な情報をまとめました。
【この記事でわかること】
- 築10年マンションが「売り時」と言える根拠(データで確認)
- エリア別の築10年マンション売却相場(東京9区の独自集計)
- 築10年で売却する5つのメリットと3つの注意点
- 高く売るための5つの実践的ポイント
- 手取りを最大化する費用シミュレーション
築10年のマンションは本当に売り時なのか

「まだ十分住めるのに、築10年で手放すのはもったいない」——そう感じる方もいるかもしれません。しかし、実際のデータを見ると、築10年前後は、売却条件が揃いやすいタイミングと言えます。
まず知っておきたい事実——築10年でも「値上がり」している
マンションの売却価格は、大きく分けて「市場全体の動向」と「物件固有の価値(築年数・管理状態など)」の2つで決まります。
市場全体の動向から見ると、東京都のマンション価格は過去10年で大幅に上昇しています。国土交通省の不動産価格指数(2010年平均=100)では、東京都のマンション(区分所有)は2015年1月時点で116.3だったのに対し、2025年12月には234.8に達しました。10年間で約2倍になっています。

出典:国土交通省「不動産価格指数」(東京都・マンション区分所有・季節調整値)
つまり、10年前に購入したマンションは、市場の上昇により購入時を上回る価格で売れるケースが多いのが現状です。都心部では、新築時の120〜150%程度で取引されている例も見られます。
「築10年だから値下がりしているのでは」と、現在の都心マンション市場では過度に心配する必要はないでしょう。
ただし、築年数が進むほど「相対的に不利」になる
値上がりしているとはいえ、同じ時点の市場で比べると、築浅の物件ほど㎡単価は高くなります。国土交通省の取引データを基に、東京都心9区の中古マンション(居住用1LDK以上)を当社が独自に集計した結果がこちらです。
| 築年数 | 平均㎡単価 | 築5年以内との比率 | 平均取引価格 |
|---|---|---|---|
| 築5年以内 | 230万円 | 100% | 1億5,324万円 |
| 築6〜10年 | 193万円 | 84% | 1億2,903万円 |
| 築11〜20年 | 169万円 | 74% | 1億1,543万円 |
| 築21〜30年 | 141万円 | 61% | 9,523万円 |
| 築31年以上 | 91万円 | 40% | 5,602万円 |
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」取引データを基にグローバルトラスト不動産が集計(東京都心9区、居住用1LDK以上。表中の数値は2024〜2025年の取引データから算出。集計母数は2020年Q1〜2025年Q3の累計) ※この表は同じ時点における築年数帯間の相場比較です。購入時からの騰落率ではありません。
築6〜10年の㎡単価は、同時点の築5年以内と比べて84%の水準です。築11〜20年では74%、築31年以上では40%と、築年数が進むほど差が広がります。
市場の上昇で「値上がりはしている」が、築年数が浅いほうが「より高く売れる」。この2つを掛け合わせると、「市場が好調 × 築年数がまだ浅い = 今が最も好条件」という判断になります。
以下のグラフは、2015年に新築で購入したマンションの推定価値が、市場の上昇と築年数の影響を受けてどう推移したかを示しています。

出典:国土交通省「不動産価格指数」(東京都マンション・季節調整値)と、都心9区の築年数帯別㎡単価の平均比率(当社集計)を掛け合わせて推定。エリアや物件条件により実際の価値は異なります。
築10年の時点でも推定価値は購入時の約170%で、市場の上昇が築年数による目減りを大きく上回っています。ご自身の物件の現在価値は、査定で確認するのが確実です。
POINT 過去10年間は、市場全体の上昇ペース(年平均7〜8%程度)が築年数による相対的な下落(年1〜2%程度)を大きく上回り、結果的に「待っていても高く売れた」時期でした。ただし、金利上昇や都心部の価格調整など、今後も同じペースで上昇が続くかどうかは不透明です。市場の追い風がいつまで続くかはわからないため、好条件が揃っている今のうちに売却を検討しておくのは合理的な判断と言えます。
買い手にとっての魅力——なぜ築10年は人気なのか
東日本不動産流通機構(レインズ)のデータでも、築6〜10年は中古マンションの中でも成約率が高い築年数帯です。
買い手から見ると、築10年前後のマンションは「設備も内装もまだ新しいのに、新築より2〜3割安い」。東京23区で新築マンションの平均価格が1億円を超えている今、この価格差は、買い手にとって大きな魅力です。「新築は手が出ないけど、築浅の中古なら」と考える層が、築10年前後のマンションに集中しています。
2026年の市況から見た判断
2026年4月現在の市場環境も、築10年マンションの売却には追い風です。
レインズの最新データ(2026年3月度)では、東京都区部の成約㎡単価は136.10万円/㎡です。なお、首都圏平均でもバブル期の最高値を上回る水準にあります。
ただし、気になる変化もあります。都心6区の売出し価格が37か月ぶりに下落に転じるなど、高額帯を中心に調整の兆しが見えてきました。築10年のマンションは投資マネーではなく実需層に支えられているため、こうした調整の影響は比較的受けにくいと考えられますが、金利上昇の影響は別です。
2026年4月時点の変動金利は0.9〜1%前後まで上がっています。金利が上がると買い手が組めるローンの額が減り、特に5,000万〜1億円の価格帯——つまり築10年マンションの購入層が中心の価格帯——で影響が出やすくなります。「いつか売ろう」と思っているなら、金利がさらに上がる前のタイミングを意識しておく価値はあるでしょう。
POINT 築10年のマンションは、市場の上昇により購入時から値上がりしているケースが多く、なおかつ築浅の好条件で売却できるタイミングです。加えて、所有期間や居住用要件によっては税制面のメリットも受けられます。市場が好調な今のうちに動くか、もう少し待つか。判断するためにも、まずは「今いくらで売れるのか」を把握しておくことが大切です。
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築10年マンションの売却相場——エリア別の実データ
「築10年で売ったらいくらになるか」。この答えは、エリアによってまったく違います。国土交通省の取引データ(約11万件)を基に、築6〜10年の㎡単価をエリア別に見てみましょう。
東京9区の築6〜10年㎡単価
| 区 | 築6〜10年の㎡単価 | 70㎡換算の目安 |
|---|---|---|
| 港区 | 298万円 | 約2億860万円 |
| 千代田区 | 239万円 | 約1億6,730万円 |
| 渋谷区 | 215万円 | 約1億5,050万円 |
| 中央区 | 194万円 | 約1億3,580万円 |
| 新宿区 | 188万円 | 約1億3,160万円 |
| 目黒区 | 179万円 | 約1億2,530万円 |
| 品川区 | 176万円 | 約1億2,320万円 |
| 世田谷区 | 138万円 | 約9,660万円 |
| 杉並区 | 123万円 | 約8,610万円 |
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」取引データを基にグローバルトラスト不動産が集計(居住用1LDK以上、2024〜2025年の取引データ)
港区の築6〜10年は㎡単価298万円。70㎡に換算すると約2億円です。一方、杉並区は123万円で約8,600万円。同じ「築10年」でも、エリアが違えば2倍以上の差がつきます。まずはご自身のマンションがどの水準にあるか、把握しておきたいところです。
築年数が進むと、同じ時点でも相場に差が出る
先ほどの築年数帯別の表で見たとおり、同じ時点の市場で比べると築浅ほど㎡単価は高くなります。たとえば港区の場合、築6〜10年(298万円/㎡)と築11〜20年(231万円/㎡)では㎡単価に67万円の差があり、70㎡換算で約4,690万円の差額になります。
もちろん、市場全体が上昇し続ければ築20年でも購入時を上回る価格で売れる可能性はあります。ただし、築浅のほうがより高い水準で売却できることは確かです。
エリア×築年数で見る㎡単価の変化
以下のグラフは、東京都心9区の区×築年数別の平均㎡単価です。ご自身のエリアと築年数から㎡単価の目安を読み取り、専有面積を掛ければおおよその売却相場を算出できます。

出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」取引データを基にグローバルトラスト不動産が集計(2024〜2025年の取引データ)
たとえば品川区の築8年・70㎡のマンションであれば、グラフから㎡単価約176万円を読み取り、176万円×70㎡=約1億2,320万円がおおよその相場の目安になります(実際の価格は立地や階数、管理状態によって異なります)。
グラフを見ると、千代田区は築年数が進んでも価格がほぼ横ばいなのに対し、渋谷区や中央区は築11年以降でグッと下がっています。エリアによって「いつまで高く売れるか」のパターンが異なる点は、売却のタイミングを考えるうえで見逃せないポイントです。
東京23区全体の㎡単価ランキングや最新市況については、こちらの記事で詳しく解説しています。
プロのアドバイス 「まだ住みたいけど、いつかは売る」と考えている方にとって、築10年前後は一つの判断ポイントです。今すぐ売る必要はなくても、「今の相場」を把握しておけば、住み替えの計画がぐっと立てやすくなります。
築10年で売却する5つのメリット
築10年のタイミングで売却することには、価格面以外にもいくつかの強みがあります。ひとつずつ見ていきましょう。
1. 築年数による相場差がまだ小さい
先ほどのデータで見たとおり、同時点の築5年以内と比べた場合、築10年の㎡単価は84%の水準です。築20年では74%、築30年では61%と、築年数が進むほど差が広がります。「高く売れるうちに売る」という意味では、築10年前後がちょうどいいタイミングです。
2. 所有期間5年超で税率が約半分になる
マンションの売却益(譲渡所得)にかかる税率は、所有期間によって大きく変わります。
| 所有期間 | 税率(所得税+住民税+復興特別税) |
|---|---|
| 5年以下(短期譲渡) | 39.63% |
| 5年超(長期譲渡) | 20.315% |
| 10年超(軽減税率の特例、居住用) | 6,000万円以下の部分:14.21% |
出典:国税庁
なお、長期・短期の判定基準は「築年数」ではなく「売却年の1月1日時点での所有期間」です。新築で購入して10年住んでいれば所有期間は5年を超えているため、長期譲渡の税率(20.315%)が適用されます。中古で購入した場合は、ご自身の取得日を確認してください。さらに所有期間10年超で居住用であれば、6,000万円以下の譲渡所得に対して14.21%まで下がる軽減税率の特例もあります。
3. 大規模修繕の前に売却できる
マンションの大規模修繕は、一般的に築12〜15年頃に1回目が行われます。修繕前に売却するメリットは主に2つあります。
- 一時金の徴収を回避できる:修繕積立金が不足している場合、数十万〜百万円単位の一時金が請求されることがある
- 工事中のストレスを回避できる:足場設置で日当たりが悪くなる、騒音が出る、内覧時の印象が下がる、など
一方で、修繕後は「外観がきれいになった」「設備が更新された」というプラス面もあるので、一概に「修繕前がベスト」とは言い切れません。判断する際は、管理組合の修繕計画と積立金の残高を確認しましょう。
国土交通省の「令和5年度マンション総合調査」によると、修繕積立金が計画に対して不足しているマンションの割合は約36.6%です。まずはご自身のマンションの積立状況を確認してみてください。
4. 設備がまだ新しく、買い手の印象が良い
キッチン・浴室・トイレなどの水回り設備は、一般的に15〜20年で交換時期を迎えます。築10年であれば、多くの場合リフォーム不要でそのまま使える状態です。
買い手にとっては大きな安心材料になります。「購入後にリフォーム費用がかかる」と思われると、その分だけ値引き交渉の材料にされてしまいます。築10年のうちに売れば、設備の状態を強みにできます。
5. ローン残債と売却価格のバランスが取りやすい
築10年であれば、住宅ローンの元金返済がかなり進んでいます。一方で、先ほどのグラフで示したとおり、市場の上昇により購入時を上回る価格で売れるケースが多いため、「売却価格 > ローン残債」となりやすく、手元に資金が残りやすい時期です。
たとえば7,000万円で購入したマンション(フルローン、金利0.5%、35年返済)の場合、10年後のローン残債は約5,200万円です。市場が上昇している現在の都心部であれば、購入時を上回る価格で売却できる可能性が高く、諸費用を差し引いても手元にプラスが残るケースが多いでしょう。
ただし、築年数が進むにつれて同時点の築浅物件との相場差は広がるため、売却価格と残債のバランスは徐々に厳しくなっていきます。この面でも、築10年は動きやすいタイミングと言えます。
築10年マンション売却で見落としがちな3つの注意点

メリットが多い築10年の売却ですが、気をつけておきたいポイントもあります。
1. オーバーローンに注意——残債と売却価格を確認しよう
オーバーローンとは、住宅ローンの残債が売却価格を上回ってしまう状態のことです。購入時に頭金をほとんど入れなかった場合や、フルローン・諸費用ローンを利用していた場合に起こりやすくなります。
確認の手順はシンプルです。
- 住宅ローンの残債額を金融機関の返済予定表で確認する
- 不動産会社の査定で現在の売却見込み額を把握する
- 「売却見込み額 - ローン残債 - 売却諸費用」がプラスかどうか確認する
【計算例】 - 10年前に7,000万円で購入(フルローン、金利0.5%、35年返済) - 10年後のローン残債:約5,200万円 - 現在の査定額:6,500万円 - 売却諸費用:約250万円 - 手残り:6,500万円 - 5,200万円 - 250万円 = 約1,050万円
この例ではプラスですが、購入時の条件によってはオーバーローンになることもあります。まずは現状を数字で把握することが第一歩です。
2. 大規模修繕のスケジュールを確認しておく
築12〜15年で1回目の大規模修繕が予定されている場合、そのタイミングと売却のタイミングの関係を整理しておきましょう。確認すべきは3つです。
- 長期修繕計画の有無と内容:管理組合に確認
- 修繕積立金の残高:計画に対して不足がないか
- 一時金の徴収予定:大規模修繕に際して追加負担があるか
修繕積立金が十分なマンションは、買い手にとっても安心材料になります。逆に積立金が不足しているマンションは、将来の負担増を懸念して敬遠されることもあるため、売却前に把握しておくことをおすすめします。
3. 売出し価格の設定が成否を左右する
築10年のマンションは需要が高い一方で、価格設定を誤ると売れ残るリスクがあります。
参考として、レインズの2026年3月度データでは、首都圏全体の在庫㎡単価(110万円/㎡)と成約㎡単価(86万円/㎡)に平均値ベースで約27%の差があります。これは同一物件の値引き率ではありませんが、相場とかけ離れた価格設定では成約しにくい傾向がうかがえます。
築10年のマンションは適正価格で出せばスムーズに売れます。しかし、「高く売りたい」と欲張りすぎると売却期間が長引き、結果的に値下げを余儀なくされるケースも少なくありません。
注意 査定額が最も高い不動産会社が最良とは限りません。高い査定額で媒介契約を取り、後から値下げを提案するケースもあります。査定額だけでなく、その根拠(比較事例や市況分析)まで確認することが大切です。
築10年のマンションを高く売るための5つのポイント

ここからは、築10年のマンションを実際に高く売るための具体的な方法をお伝えします。
1. 複数の不動産会社に査定を依頼する
不動産会社によって査定額は変わります。最低でも2〜3社に依頼し、以下のポイントを比較しましょう。
- 査定額とその根拠(どの成約事例を参考にしたか)
- 売却戦略の提案内容(広告手法、ターゲット設定)
- 担当者の対応力と実績
- 仲介手数料の条件
査定額が高い会社に飛びつくのではなく、根拠が明確で信頼できる会社を選ぶことが、結果的に高値売却につながります。
2. 管理状態・修繕積立金の情報を整理しておく
築10年のマンションでは、管理組合の運営状況や修繕積立金の残高が買い手の判断材料になります。以下の書類を事前に用意しておくと、売却活動がスムーズに進みます。
- 長期修繕計画書のコピー
- 修繕積立金の残高と月額
- 管理費の月額と過去の値上げ履歴
- 直近の総会議事録
こうした情報がきちんと整理されているだけで、買い手に「このマンションはしっかり管理されている」という印象を与えられます。
3. 売却時期は1〜3月を意識する
不動産市場には季節性があり、一般的に1〜3月は転勤・入学に伴う引っ越し需要で取引が活発になります。3月の成約を狙うなら、12〜1月には売却活動を始めたいところです。
とはいえ、急いで売る必要がなければ時期にこだわりすぎなくても大丈夫です。築10年のマンションは通年で需要があるので、タイミングよりも「適正価格で出すこと」のほうが結果に影響します。
4. 仲介手数料を抑えて手取りを最大化する
高く売ることに加えて、手数料を抑えることも手取り額を左右します。たとえば売却価格が1億円の場合、仲介手数料だけで約337万円になります。この金額がゼロや半額になれば、売却価格を数百万円上げるのと同じ効果があります。
5. 内覧時の第一印象を整える
築10年であれば大規模なリフォームは不要ですが、内覧時の印象は成約価格に影響します。以下のポイントを意識するだけでも、印象は変わります。
- 水回り(キッチン・浴室・トイレ)の清掃を徹底する
- 玄関まわりを片づけ、明るい雰囲気にする
- バルコニーを整理する
- 照明を明るくし、カーテンを開ける
- 収納スペースを整理し、容量に余裕があるように見せる
- においの対策:生活臭は住んでいる本人には気づきにくい。内覧前に十分な換気を
築10年のマンションは「そのまま住める状態」が最大の強みです。大がかりなリフォームではなく、清掃と整理整頓で十分に好印象を与えられます。
プロのアドバイス ハウスクリーニング(プロの清掃)は費用対効果の高い投資です。費用は5〜10万円程度ですが、特に水回りがきれいになると内覧者の印象が大きく変わります。
売却にかかる費用と手取りシミュレーション
築10年のマンションを売ると、実際にいくら手元に残るのか。費用の全体像と、手数料の違いによるシミュレーションを見てみましょう。
売却時にかかる主な費用
| 費用項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 売却価格×3%+6万円+税 | 上限額。手数料無料の会社で削減可能 |
| 印紙税 | 1万〜6万円 | 売買契約書に貼付 |
| 抵当権抹消費用 | 1万〜3万円 | 住宅ローン残債がある場合 |
| 譲渡所得税・住民税 | 利益に対して20.315% | 所有10年超の居住用なら軽減税率あり。居住用財産の3,000万円特別控除等の適用で変わる |
| ハウスクリーニング | 5万〜10万円 | 任意。内覧の印象向上に効果的 |
このうち最もインパクトが大きいのが仲介手数料です。
手数料シミュレーション——通常 vs ゼロチュー売却
| 売却価格 | 仲介手数料(3%+6万円+税) | 手数料無料の場合 | 手取りの差額 |
|---|---|---|---|
| 5,000万円 | 171.6万円 | 0円 | +171.6万円 |
| 7,000万円 | 237.6万円 | 0円 | +237.6万円 |
| 1億円 | 336.6万円 | 0円 | +336.6万円 |
| 1.5億円 | 501.6万円 | 0円 | +501.6万円 |
※ 仲介手数料の計算式:(売却価格 × 3% + 6万円)× 1.1(消費税10%込み)
1億円のマンションなら、手数料だけで約337万円の差。売却価格を数百万円上乗せする努力と同等以上のインパクトです。
グローバルトラスト不動産の「ゼロチュー売却」では、当社がお客様を見つけた場合(自社成約)の仲介手数料が0円になります。他社経由のお客様との成約でも、仲介手数料は売却価格の1.5%+消費税と、通常の相場の半額です。
ゼロチュー売却では、レインズ(不動産流通機構のネットワーク)にも登録し、他の不動産会社からの買主紹介も受け付けます。不動産業界で問題になっている「囲い込み」をせず、売却機会を広げながら手数料を抑えられる仕組みです。
譲渡所得税の計算例(所有10年の場合)
「税金はいくらかかるのか」も気になるポイントです。築10年のマンションを売却した場合の税金をシミュレーションします。
【条件】 - 購入価格:7,000万円(諸費用含む) - 売却価格:8,500万円 - 減価償却費:約500万円(10年分、建物割合・構造により変動する概算値) - 取得費:7,000万円 - 500万円 = 6,500万円 - 譲渡費用(仲介手数料等):約290万円 - 所有期間:10年超(居住用)
【計算】 1. 譲渡所得 = 8,500万円 - 6,500万円 - 290万円 = 1,710万円 2. 3,000万円特別控除を適用 → 1,710万円 - 3,000万円 = 0円以下 3. 課税なし
このように、3,000万円特別控除の要件(居住用であること、親族等への売却でないこと等)に該当すれば、譲渡所得税がかからないケースも少なくありません。「売却したら税金がたくさんかかるのでは」と心配している方にとっては、該当するかどうか、一度確認しておきたい制度です。
※ 税金に関する情報は一般的な内容です。個別の状況により異なりますので、具体的な税額は税理士にご相談ください。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 築10年のマンションはいくらで売れますか?
エリアによって大きく異なります。東京都心9区の当社独自集計(2024〜2025年の取引データ)では、築6〜10年の㎡単価は123万円(杉並区)〜298万円(港区)です。70㎡換算すると約8,600万円〜約2億900万円の幅があります。まずはご自身のエリアの相場を査定で確認することをおすすめします。
Q2. マンションは築何年で売るのがベストですか?
資産価値と税率のバランスで考えると、築10年前後がひとつのベストタイミングです。同時点の築5年以内と比べて84%の水準を保っており、所有期間5年超で税率が約半分になります。さらに大規模修繕(築12〜15年頃)の前に売却できるメリットもあります。
Q3. 大規模修繕の前と後、どちらで売るのがいいですか?
一概には言えません。修繕前に売れば一時金徴収のリスクを回避でき、修繕後に売れば「きれいになったマンション」としてアピールできます。判断のポイントは、修繕積立金の残高が十分かどうか、一時金の徴収予定があるかどうかです。管理組合に確認しましょう。
Q4. 築10年と築20年ではどれくらい価格が変わりますか?
当社の独自集計では、9区平均の㎡単価で築6〜10年が193万円、築11〜20年が169万円です。70㎡換算で約1,680万円の差になります。港区では㎡単価差が67万円で、70㎡なら約4,690万円もの差が生じます。
Q5. 築10年でオーバーローンの場合、売却できますか?
売却自体は可能ですが、ローン残債を完済する必要があります。売却価格だけで残債を完済できない場合は、自己資金で不足分を補うか、住み替えローン(新居のローンに残債を上乗せ)を利用する方法があります。まずは査定で現在の売却見込み額を把握し、残債との差額を確認してください。
Q6. 仲介手数料無料で売却するとどれくらい手取りが変わりますか?
売却価格が1億円の場合、一般的な仲介手数料(3%+6万円+消費税)は約336.6万円です。仲介手数料が無料になれば、この金額がそのまま手取りの増加分となります。グローバルトラスト不動産の「ゼロチュー売却」では、自社成約の場合に手数料0円、他社経由でも1.5%+消費税でご売却いただけます。
まとめ
築10年のマンションは、中古市場で最も需要が高い築年数帯のひとつです。
- 購入時より値上がりしているケースが多い:市場全体が10年で約2倍に上昇。加えて築浅ほど高い水準で売れる
- 税制面のメリットも:所有5年超で長期譲渡に。10年超の居住用なら軽減税率の特例対象になり得る
- 需要が高い:新築より2〜3割安く、設備もまだ新しいため買い手に人気
- 金利上昇リスク:今後の金利上昇で購入者の資金力が低下する可能性。早めの行動が安心
市場の上昇で値上がりしている今だからこそ、築年数が浅いうちに売るほうが好条件で売却できます。「あと数年」と待つ間に、相対的に有利な条件は少しずつ減っていきます。まずは「今いくらで売れるのか」を正確に把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。
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本記事で使用したデータの出典・集計方法
| データ | 出典 | 時点 | 集計方法 |
|---|---|---|---|
| 築年数別㎡単価・エリア別データ | 国土交通省「不動産情報ライブラリ」取引価格データ | 2024〜2025年の取引データ(集計母数は2020年Q1〜2025年Q3の累計) | 居住用マンション(1LDK以上、面積15㎡以上、取引価格500万円以上)を当社が独自集計 |
| 成約㎡単価・市況データ | 公益財団法人 東日本不動産流通機構「月例速報 Market Watch」 | 2026年3月度(2026年4月10日公表) | 公表値をそのまま引用 |
| 税率・特別控除 | 国税庁 | 2026年4月時点 | 公表情報を引用 |
免責事項: 本記事は2026年4月時点の情報に基づいて作成しています。不動産価格は市場環境の変化により変動します。実際の売却・購入にあたっては、最新の市場データと個別の物件状況に基づく専門家のアドバイスをお受けください。本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資判断を推奨するものではありません。税金に関する情報は一般的な内容であり、個別の状況により異なる場合があります。具体的な税額の計算や特例の適用については、税理士にご相談ください。


