戸建てご購入土地
2020/02/27
建売住宅VS注文住宅
■建売住宅とは?
マイホームは一生に一度ともいえる高価な買い物なので、後から後悔しないようきちんと下調べをしたいものです。
例えば、新築戸建には建売住宅と注文住宅とがあるので、その違いを比べてみるのは非常に有意義なことです。建売住宅とは土地と新築戸建をセットで購入するスタイルで、既に完成しているものならすぐにでも入居することができます。
不動産会社や住宅会社がまとまった土地を仕入れて区画し、似たような仕様の住宅をいくつか建てて販売するのが建売住宅です。広範囲の土地であれば道路計画もきっちりされていて美しい街並みが形成されていますが、小規模な場合はそこまで期待するのは難しくなります。
建売住宅の一般的なイメージといえば、ほとんど同じ家がひしめき合って並んでいるものではないでしょうか。これは、消費者ニーズを分析して万人受けの売りやすい住宅をつくることを優先しているからです。
とはいえ、途中から希望を反映させることができないというわけではなく、追加費用は高くなるものの床暖や半身浴可能なバスタブなど、ある程度カスタマイズすることはできます。
注文住宅に比べればコストは安く済ませられるといっても、あらゆる設備・仕様が安めに抑えられているというわけでもありません。たくさん建てる建売住宅は材料を大量に仕入れるので、材料費を安く抑えられるというのも理由の一つです。
また、打ち合わせの必要もありませんし、土地の購入に必要な仲介手数料などもかからないからなのです。キッチンやお風呂の設備といったものはいくつも見比べて判断しましょう。
また、不動産会社や住宅会社が仕入れてくることから好立地になりやすいのは建売住宅ならではのメリットです。立地の良しあしは売れ行きに大きくかかわってくるので、業者は土地の仕入れにはかなりの力を入れています。
建売住宅なら、スーパーや駅が近いなど、生活にするにあたっては欠かせない条件が揃っているといっても良いでしょう。新規開発地であれば、病院や学校などが建設予定となることも多いです。
■注文住宅とは?
注文住宅のイメージといえば、自分の理想を反映させて作り上げたマイホームといったものではないでしょうか。土地がなければ土地選びからはじめ、住みたいところに住みたい家を文字通り一から作り上げるのが注文住宅です。
建築士やハウスメーカーを選び、新築戸建の設計段階から関わってすべてのプロセスを楽しみながら作りあげるので、その分充実感も得ることができます。とはいえ、土地にはそのエリアならではの規制があったりするので、すべてを思い通りにとはいかないことを忘れてはなりません。
また、希望を反映させればさせるほど金額に跳ね返ってくるので、予算オーバーになりがちなのは注文住宅の特徴です。そうなれば、多額のローンがその後の生活のゆとりを奪ってしまうことにもなりかねないでしょう。
しかも、希望をたくさん盛り込んだものの、いざ完成してみると想像と違ったという失敗もよくあります。また、土地探しから始めた場合、実際に入居できるのに1年以上かかることもあります。
すべてにおいて自分の好みを反映させられるのは注文住宅の大きなメリットですが、金額を考えて断念するというケースは決して少なくありません。
値段が高いと思われがちな注文住宅も、自分の判断次第でどうにでもなるのです。外せないものにだけお金をかけて後はグレードを下げるという方法もありますし、ある程度自分たちで楽しみながらDIYしてしまうというのも良い方法です。
そういったことを考えれば、建売住宅と注文住宅とではあまり違いがないということもできるでしょう。
また、間取りの他、壁紙やドア一つまで自分の好みで選べるのは注文住宅ならではですが、キッチンや浴室など、機能や性能が求められる部分に関しては違いはあまりないといえます。それは、注文住宅も建売住宅も各メーカーの最新設備を採用することが多いからです。