マンション
2018/06/04
マンションの騒音トラブルについて
マンションで生活する上で避けて通れない問題が騒音問題です。特に隣人や上下階の人とトラブルになりやすいのが特徴です。賃貸マンションは壁が薄いマンションが多い場合があるためにトラブルの発生が起きやすいようです。しかしマンションで暮らしている以上、生活音は発生します。そして自分の家の生活音に自覚症状がない人がほとんどなのです。誰もが被害者になり加害者になりかねない現状だといえます。
1.実例
実際に、騒音問題として取り上げられるケースとしてはどのようなものがあるのでしょうか。
まず第一のケースとしてペットの鳴き声がうるさいと感じる人が多いようです。朝や夜にと時間帯を選ばずに鳴き声が聞こえてきたりするケースがあるために参ってしまう人が出てきてしまう場合があります。この場合、とくに飼い主が家にいる場合は鳴かないのに、飼い主が外出すると寂しく感じて鳴きつづけることもあるようです。そのために飼い主側には騒音を出している自覚がないケースが多いのです。
第2のケースとして、子どもの泣き声、足音が気になってしまうことが多いようです。子どもは家の中ではじっとしていられないものです。家の中ではしゃいだり、ドタンバタンと走り回ったりとアグレッシブに遊びまわります。まだ小さい子どもはおもちゃなどを投げつけて遊ぶこともあります。さらに乳児なら夜中や早朝にも大声で泣いてしまうこともあるでしょう。
問題になるのはマンションの上の階に子どもが住んでいるケースです。上の階で子どもが出している音が下の階には大きく響くからです。
さらには生活リズムが違う住民がいることも騒音問題に発展することがあるようです。特に仕事が夜の時間帯にあり、昼間に寝て過ごす生活を送っている人は生活リズムにズレがあり、隣人がたてる生活音を不快を感じるケースがあります。洗濯機を回す音や掃除機の音、テレビ、目覚ましの音などが気になって眠れないといったケースがあるようです。
2.対処法
では実際にマンション住人と騒音問題が発生してしまった場合、解決するにはどのような対処法をとれば良いのでしょうか。
まずは、その騒音がどこから聞こえてくるかをきちんと把握することが重要です。近くで音がするからといっても、隣人や上の階の住人が出している音が原因でない場合もあります。例をあげると、遠くの工事の音がまるで近くで行われているように聞こえることもあるのです。そのために聞こえたと思った場所と違ったということもありえます。きちんと騒音の発生場所を突き止めておきましょう。
騒音問題解決に考えられる対策としては、しかるべき所に相談することです。賃貸マンションなら管理人や大家さん、分譲マンションなら理事会に話してみましょう。相手方に対して管理人や理事会からきちんと説得してくれるかもしれません。
騒音の相手方が普段から会話をする人だったり、親しい相手だったりする場合は、一度冷静になってから相手方に切り出すと良いでしょう。日頃の騒音が原因でイライラして感情的になっているかもしれないからです。親しい相手なら話せばきちんと分かってもらえるかもしれないし、こちらが騒音の原因だった場合は菓子折りを持って誠意をもって謝罪すれば理解を示してくれるかもしれません。これからも付き合っていく相手ですので、人間関係の悪化は防ぎたいものです。
防音グッズを部屋に施して騒音を抑えるという対策をとることもおすすめです。手軽に防音対策をするなら「防音パネル、吸音材」が良いでしょう。ホームセンターで簡単に手に入りますし、取り付けも簡単です。
日頃からコミュニケーションをとることも大事です。もし子どもがいるご家庭なら、事前に迷惑をかけることがあるかもしれないことを伝えておきましょう。