戸建てマンションリノベーション土地ご売却税金
2025/02/07
渋谷区のマンション売却にはどのくらいの諸費用がかかる?
家を買ったときにはさまざまな諸費用がかかったと思いますが、売るときにも費用がかかります。手元に残るお金がどのくらいになるのかを計算するためには、まず諸費用を把握しておかなくてはなりません。
そこで今回のコラムでは、売却にかかる諸費用と費用を抑えるコツを解説します。
これから売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてください!
マンション売却にかかる諸費用
まずはマンション売却にかかる費用を、一覧で見てみましょう。
・仲介手数料
・印紙税
・住宅ローンの一括繰上返済手数料
・書類の取得費用
・リフォーム、ハウスクリーニング費用
・引っ越し費用
諸費用は売却価格の3〜5%が一般的で、仮に1億円のマンションならば300〜500万円ほどかかる計算です。ただしこれらの中でも“必ずかかる費用”と“場合によってはかかる費用”があるので、それぞれ以下に見ていきましょう。
必ずかかる費用
売却で必ずかかる費用が、
・仲介手数料
・印紙税
・書類の取得費用
・引っ越し費用、不用品の処分費用
の4つです。
仲介手数料
仲介手数料は不動産会社に仲介売却を依頼したときに、成約した際に払う成果報酬です。
上限が『売却価格 × 3% + 6万円+消費税(売却価格が400万円を超える場合)』と決まっており、仮に1億円のマンションを売却したら336万円の仲介手数料がかかります。
無料や半額、上限より低い価格で設定している不動産会社もありますが、上限で設定している会社が多いのが現状です。
印紙税
印紙税は、不動産売買契約書に対して課税される税金です。売却価格に応じて税額が決まっており、令和9年3月31日までは軽減税率が適用されます。
本則税率 | 軽減税率 | |
1千万円を超え5千万円以下のもの | 2万円 | 1万円 |
5千万円を超え 1億円以下のもの | 6万円 | 3万円 |
1億円を超え 5億円以下のもの | 10万円 | 6万円 |
参考:国税庁『不動産売買契約書の印紙税の軽減措置』
書類の取得費用
マンションの売却には、以下のような書類が必要です。
・売主の情報がわかる書類(身分証明書、住民票、印鑑証明書)
・物件の情報がわかる書類(測量図、境界確認書、建築確認済証、検査済証)
・権利関係がわかる書類(登記済権利証、登記簿謄本、登記簿謄本)
・その他(固定資産税納税通知書など)
測量図や登記簿謄本については不動産会社が用意するのが一般的ですが、住民票や印鑑証明書などは自分で取得しなくてはなりません。
数百円程度ではありますが、書類の取得費用がかかることも覚えておきましょう。
引っ越し費用・不用品の処分費用
マンションの買主が見つかったら、引き渡し日までに室内を何もない状態にしておくのが基本です。引っ越し費用は物の量や移動距離、時期によって大きく変わりますが、数万円〜数十万円ほどになることが多く、さらに不用品の処分費などもかかります。
どのくらいの費用がかかるのか、引っ越し業者に見積もり依頼をしてみるとよいでしょう。
場合によってはかかる費用
場合によってかかるのは、
・登録免許税
・住宅ローンの一括繰上返済手数料
・リフォーム、ハウスクリーニング費用
の3つの費用です。
登録免許税
登録免許税は、登記手続きを行う際に納める税金です。
売却においては抵当権の抹消登記をする場合にのみ必要で、“不動産1個につき1,000円”なので、土地と建物で合わせて2,000円かかります。
なお、所有権移転登記にかかる登録免許税は、買主負担となるのが一般的です。
住宅ローンの一括繰上返済手数料
住宅ローンが残っているマンションを売却するときには、引き渡し日に売却金で残高を一括返済します。その際に繰上返済手数料がかかることが多く、相場は3万円(税抜き)前後が相場です。ただし手数料は金融機関によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
リフォーム、ハウスクリーニング費用
リフォームやハウスクリーニングをしてから売却する場合は、それらの費用がかかります。
リフォーム費用は修繕範囲や内容によって異なりますが、内装のみの軽微なリフォームで20〜50万円、水まわり設備まで交換すると200〜500万円ほど必要です。
関連記事:マンションは売却前にリフォームするべき?判断のポイントは?
マンション売却にかかる諸費用を抑えるコツ
最後に、売却にかかる諸費用を抑えるコツをお伝えします。
仲介手数料が低い不動産会社に相談する
前述のように、仲介手数料は上限が決まっていますが下限は決まっていません。
そのため無料や半額に設定している不動産会社もあり、できるだけ仲介手数料が低い会社に依頼すれば諸費用を抑えることができます。ただし仲介手数料を無料にして囲い込みをしたり、他の費用を請求したりする悪質な会社も存在するため、不動産会社選びは慎重に行わなくてはなりません。
リフォームではなくハウスクリーニングを行う
マンションを高く、早く売るためにリフォームを検討する方も多いのですが、リフォームにかかった費用をすべて上乗せできるとは限りません。
費用を抑えつつも物件の印象をよくしたいのであれば、ハウスクリーニングがおすすめです。費用相場は5〜10万円ほどなので、リフォームよりも大きく費用を抑えられます。
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