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2025/10/17
【スタッフブログ】外国人投資家の不動産爆買いは、マイナスなことばかりなの?
近年のニュースでよく耳にする、“外国人投資家による不動産の爆買い”。
とくに東京都心のマンション市場、とくに新築タワーマンションでこの動きが顕著になっています。あまりに買い占めが目立つため「価格が上がりすぎて日本人が買えなくなるのでは?」と心配する声も。
しかし買い手にとってはマイナス要素でも、売り手にとって価格高騰はプラスに働きます。
現状を整理しながら、プラスとマイナスの両面を考えてみましょう。
都内の新築タワーマンション、購入者の2~4割が外国人に
2024年に行われた不動産業界の調査によると、都内で販売される新築タワーマンションの購入者のうち、なんと約2〜4割が外国人でした。つまり販売戸数が300戸なら、60〜120戸が外国人取得者という計算になります。
しかし、実際には投資目的での購入が多いので、入居ではなく、空き家になっているのが現状。中には全体数の7割が空き家になっている分譲マンションもあり「新築なのに、人がいない…」という異常事態が起こっています。
人気エリアは都心・湾岸。麻布十番や六本木も注目
外国人投資家から注目されているのは、主に都心湾岸エリアのタワーマンションです。
利便性の高さや部屋からの眺望、ブランド力などが人気の理由。麻布十番や六本木がある港区も需要が高まっています。
これらのエリアでマンション購入を考えている方は、価格も競争率も高くなるでしょう。
不動産の爆買いは買い手にとってはマイナス。売り手にとってはプラス
外国人投資家による爆買いは、メディアではネガティブな方向に取り上げられています。
たしかに、買占めによって価格が高騰したり、競争率が高まったりするのは、マイホームを探している人たちにとってはマイナスな要素でしかありません。外国人投資家のことを『転売ヤー』だと表現するコラム記事もよく見かけます。
しかし、売却を考えている人たちにとっては、この爆買いがプラスに働く可能性があります。なぜなら新築マンションの価格高騰と競争率の高まりによって、中古マンションに目を向ける人も増えてくるからです。実際に都内の中古マンションは、年々価格が上昇しています。
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買い手なら今は様子見、売り手なら早めの行動。
ニュースの断片的な情報に振り回されるのではなく、自分たちの現状を理解し、それに合わせてどう動くべきかを考えてみてくださいね!
売却のタイミングや方法について疑問や不安がある方は、お気軽にグローバルトラスト不動産にご相談ください^^

