ご購入ご売却
2020/01/10
不動産仲介会社の営業ノルマがお客様に与える影響
こんにちは。桝谷です。今日は不動産仲介会社の営業ノルマがお客様に与える影響について考察していきたいと思います。
営業会社であれば少なからずノルマや目標というものはつきものだと思いますが、不動産業界は特にノルマが厳しい会社が多いです。
私も3年前に今の会社を起業するまでは10年間、大手不動産会社や中小企業でサラリーマンをしておりましたので、ノルマや目標は当然のように経験して参りました。主要沿線の駅前に店舗があり、CMや人件費等の固定費が多額にかかるため高いノルマは必然です。
ただ、私自身はノルマが厳しいと思ったことはあまりなく、それよりもご成約の後に私よりも目上のお客様から感謝の言葉をいただいて、お金もいただけるこの仕事がとても楽しくやりがいのある仕事だと感じておりました。これは、幼少の頃から私が年上に好かれるお調子者だったことが影響していると思います(笑)
目上の方から自分の知らない世界や体験を聞くのが楽しく、いつの間にか仲良くさせていただき、私から買いたいと言っていただけることが多々ございました。
その分、お客様への思い入れが強く会社の都合で「月内に契約を纏めろ」や「手数料の高い物件を勧めろ」等々、会社から言われることに疑問を感じてました。
そうして日々の仕事に追われる中で、この疑問を解決するには自分で会社を起こすしかないと思うようになり起業を決意しました。
私が起業に至った一番の思いは、お客様のペースで家を買っていただきたいという思いからです。当時はサラリーマンだったので自分勝手な言い分かも知れませんが、お互いの信頼関係を裏切るようなことは、一生の仕事として続けられないと思いました。
話が脱線しましたが営業ノルマがある限り、どうしてもお客様ファーストではなく、会社ファーストな営業や物件紹介になってしまうため、契約を急かしたり、本来言わなければならないことを隠したり、、、という事が多々あります。
大手不動産会社に勤めていた頃は、不動産仲介会社なのに、自社で売却を預かっている物件を売ることが最大のミッションとなり、せっかくご縁のあったお客様には他の物件が紹介できないジレンマがありました。
「大手不動産会社だから安心」「大手不動産会社だから物件も豊富」と期待されて来られたお客様の理想とする家は見つからないと思う日々でした。
現在は大手不動産会社と中小企業を同じ年数経験した仲間と少数精鋭で仕事に取り組んでおりますが、莫大な固定費や広告費がかからない分、ノルマもなくお客様のペースで物件探しを毎週楽しんでおります♪
お客様からは、前の不動産会社では1日中、物件見学に連れまわされた挙句、会社に連れて帰られて何時間も説得されて怖い上司にあと一歩で買わされそうになったこともあったのに、「桝谷さんは他の不動産会社のような強引な営業をして来ないですね(^^;」と言われることもございます。
どの会社に行っても同じ物件が出てくるのであれば、信頼出来て楽しい物件探しができる、経験豊富な当社がお役に立てると思います。