ご売却
2020/03/20
不動産を高く売るコツは?
1. 査定は複数社に依頼してまずは相場感を身に付けることが大事
不動産売買に慣れている人ならともかく、自分の所有する家や土地を売却するという経験は、そう多くない人がほとんどです。
そこで、いくらで不動産を売れるかという相場感を身に着けることが高く売るコツです。
もし、いわゆる相場を知らない状態で売ってしまうと、高値売却どころか本来の価格よりも安く売却する羽目になり、損をしてしまうことがあるからです。
では、どのようにして相場をチェックできるかというと、売りたい不動産の査定をいくつもの会社に依頼するのが一番効率的です。
売主様はできるだけ高値売却したいと思っていますが、購入もしくは仲介する不動産会社によって、査定額は異なります。
そこで、複数の会社に査定してもらうことで、平均額をある程度知ることができるのです。
近隣の不動産会社に直接行って査定してもらうというのも一つの手段です。
また、インターネット上には、たくさんの不動産査定サービスサイトが存在しますので、これらを利用するのも効率的です。
一つのサイトに依頼すれば、登録している複数の不動産会社に一括査定してもらえることもあります。
たくさんの査定を受けることで、より相場感を正確に知るのが、一つの高く売るコツです。
2.売却時にかかる費用の確認をする
不動産を売却する時には、いろいろな費用がかかってくることも覚えておきましょう。
中には、かなり高額な費用となるものもありますので、売却額をかなり目減りさせてしまうものもあります。
事前にいくらくらいかを知っておくことで、売却によって得られるトータルの利益を確認できます。
たとえば、不動産仲介手数料があります。
これは買い手と自分の間に入ってくれる不動産会社への仲介手数料です。
売却額や行う手続きの複雑さによっても異なりますが、少なくても数十万円から数百万円単位になることも多いです。
他にもいくつもの税金がかかります。
譲渡益が出た場合の税金や印紙税があります。
所得が出てくれば、当然次の年に支払う住民税も高くなります。
同時に、自治体に支払っている健康保険料の額もアップすることがありますので、その分も考慮に入れておきましょう。
こうした費用の他にも出費があります。
たとえば、土地の測量が必要になる場合は、その費用もかかります。
それぞれのケースでかなり費用額は違いますが、少なくてもある程度大きな費用負担が生じるという認識は持っていた方が良いでしょう。
それにより、売却益がある程度の額圧縮されることを予想し、得られる利益を考えることが高く売るコツでもあります。
3. 査定価格=実際に売れる金額ではない!?
もう一つ注意しておきたいのが、不動産会社で出してもらった差定額は、決定した売却金額ではないということです。
査定額は、あくまでも不動産の評価を事前に行い、実際の売却額を予想する金額に過ぎないからです。
この点、住宅リフォームなどの見積もり額とは異なります。
一般的な見積もりというのは、その金額で請け負いますよ、という感じで、ある程度拘束力があります。
しかし、不動産の売却額の査定というのは、あくまでも予想価格だという認識なのです。
仲介する不動産会社が高値売却できると言っても、実際には買い手候補が不動産をチェックして購入するかどうかを検討します。
その中で、もう少し金額を下げてくれたら購入を決めるという交渉も生まれます。
こうした過程で、査定額よりも低くなってしまうこともあるのです。