戸建てマンションご購入土地
2019/07/10
資産価値の落ちない不動産?本当の資産価値とは?
こんにちは。今回は不動産の資産価値について考えていこうと思います。住宅の購入は就職や結婚など同様、人生に大きな影響を及ぼす重要なイベントの1つです。
投資を目的としている場合を除き、多くの人はその家でずっと暮らすことを想定しているでしょう。とはいえ、突如転居の必要が生じて今住んでいる家を売却しなければならなくなった、という状況は珍しくありません。そうしたケースを想定して、最近では資産価値が下がりにくい不動産、売却をせずとも「貸しやすい」不動産を選ぶ人が増えてきています。
では、資産価値の落ちない不動産にはどんな特徴があるのかについて調べてみましょう。
■戸建て・マンションともに立地はとても重要
資産価値が落ちにくい条件の1つは「立地の良さ」です。これは売却する不動産が戸建て・マンションのいずれであっても変わりません。マンションであれば最寄りの駅から徒歩10分未満、戸建てなら15分未満前後が目安となります。これ以上駅から離れてしまうと、資産価値をキープするのは難しいのが現状です。
首都圏で不動産を販売する際には、最寄りの駅から東京駅や新宿駅などのいわゆる「ハブ・ステーション」へ直通運転をしているかという点も重要になります。
これらの駅へ直通ないし1回の乗り換えで行くことが可能というケースでは、資産価値が落ちにくいのです。実際、築30年以上のマンションであっても、立地が良いために騰落率が100%を上回っているという事例も散見されています。
対照的に、都内であっても公共の交通機関があまり充実していないエリアでは、資産価値が数年で大きく目減りしてしまうことがあるということを覚えてきましょう。
近年、立地に伴うポイントとして「自治体の評判」という点も注目されています。税収が安定していて公共サービスの質が高いか、子育て世代に対するサポートが手厚いか、高齢者介護の支援体制が充実しているかといった点を精査したうえで不動産の購入を決める人が増えているのです。
ですから、資産価値の下がりにくい不動産を見つけたいのであれば、その建物がある自治体についても確認してみましょう。
■住まいの周りにある施設がどれほど充実しているかも大切
資産価値に影響を及ぼすもう1つのポイントは「生活のしやすさ」です。
戸建てあるいはマンションの近くに保育園や幼稚園、学校などがある場合には資産価値がダウンしにくくなります。子育てをしている世代からは小児科のある病院が近くにある不動産が人気です。
もちろん、教育機関や病院に関しては、周辺住民からの良い評判を核としているということが大前提となります。
近隣に信用金庫や銀行などの金融機関が複数あるといった点も高評価の対象となります。加えて、ショッピングモールや大型のスーパーマーケット、アウトレットなどが比較的近いエリアにあるかどうかも大切なポイントです。
こうした施設が近郊エリアにほとんどなく、買い物は小さなスーパーマーケットないしコンビニで済ませる必要がある、というケースでは、残念ながら資産価値が下がりやすくなります。加えて、パチンコ店や公営ギャンブルの販売所などが生活圏内にある不動産の場合も、高値で売却することは難しいということも銘記しておきましょう。
■住まいの管理が徹底されていることもポイント
マンションに関しては「メンテナンスが管理会社によってしっかりと行われているか」という点が評価に大きく影響します。
通路やエントランス部分などの共用スペースは汚れていると大変目立つ箇所です。ですから、それらのエリアが清掃業者によってきちんとメンテナンスされているかどうかは建物としての評価に大きく影響します。
また、建物の塗装や外壁にはがれている部分がないか、駐車場の周辺で大きくひび割れている個所はないかといった点も重要なチェックポイントとなります。
これらのポイントでネガティブな評価をされてしまうと、不動産の査定額も大きく下がってしまうことが多いのです。こうした点は比較的簡単に確認することができますから、内覧の際に時間を取ってチェックするようにしましょう。
■資産価値は常にチェックしておこう
不動産の価値は流動的なものであり、短期間で大きく乱高下することも十分に考えられます。
首都圏エリアではそうした傾向が顕著にみられており、資産運用のプロたちも常に目を光らせている状態です。ですから、戸建てやマンションなどの不動産売却を考えている人は、地価などをはじめとした資産価値に関する情報を定期的にチェックしておきましょう。(データは2019年現在)